TUBALL™の登場により、新素材である単層カーボンナノチューブの幅広い用途への商業的規模での大量供給が、初めて可能になりました。
単層カーボンナノチューブは、原子一個分の厚みしかないグラフェンシートを巻いて出来た長さが5μm以上のチューブだと説明できますが、グラフェンよりも単層カーボンナノチューブの方が先に発見されたため、このグラフェンナノチューブは、通常、単層カーボンナノチューブと呼ばれます。
単位 | 値 | 評価方法 | |
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CNT含有率 | wt. % | ≥80 | OCSiAl社内試験・灰分量測定 |
カーボン層数 | 層 | 1 | 透過型電子顕微鏡(TEM) |
平均CNT厚み(外径) | nm | 1.6 ± 0.4 | 光学特性解析 ISO/TS 10868.2017 (E) |
CNT長さ | µm | ≥5 | 原子間力顕微鏡(AFM) |
金属不純物 | wt. % | ≤15 | OCSiAl社内試験・ICP-AES |
含水率 | wt. % | <5 | OCSiAl社内試験・赤外線熱重量分析(TGA-IR) |
単層カーボンナノチューブを活用すれば、これまでには考えられなかったような材料や、業界や世間の認識を覆すような製品を生み出す事が可能となります。新世代へ私たちを導くその材料は、ナノ高付加価値材料と呼ぶ事ができます。
一例として、単層カーボンナノチューブにより、次世代 e-モビリティの導入が加速します。ナノチューブの使用により車両のボディの軽量化が可能となり、車両全体の重量を削減することができます。タイヤのトレッドとサイドウォールの配合を変更すれば、転がり抵抗を減らすことができます。ナノチューブ強化プラスチックを使用する自動車部品を開発すれば、これまで金属だった部品と置き換えることが可能です。次世代 EV のバッテリーに単層カーボンナノチューブを使用すれば、EV バッテリーのエネルギー密度をさらに高め、充電速度もさらに早くなり、より長寿命、より安全で、しかもより低コストなバッテリーが実現できます。こうした改善により、自動車の重量を最大25%削減することができ、エネルギー効率も最大30%向上できる可能性があります。
OCSiAlは商業的規模での単層カーボンナノチューブの大量供給を可能にする技術を開発した唯一の企業です。
OCSiAlは現時点で世界最大の単層カーボンナノチューブ製造メーカーです。
OCSiAlのR&Dセンターでは、単層カーボンナノチューブを使用した新しい製品の開発を続けるとともに、添加剤としての使いやすさを向上させる技術の研究も行っています。OCSiAlの開発した画期的なTUBALL™単層カーボンナノチューブの大量生産技術なら、低コストで高品質な単層カーボンナノチューブを幅広い用途に向け供給が可能であり、しかもその規模は容易に拡大可能です。この技術は特許により>40ヵ国で保護されています。