単層カーボンナノチューブを添加した材料では、数多くの性質に改善が見られます。均一で永久に持続する導電性、高められた強度と耐久性、そして改善された性能効率。
OCSiAlはこれまでに、熱硬化樹脂、熱可塑性プラスチック、エラストマー、エネルギー貯蔵を含むポリマー材料を改善する単層カーボンナノチューブ製品を40種以上開発してきました。
単層カーボンナノチューブを使用することにより、ポリマー材料の性質は著しく改善されます。ポリマー材料とは、ゴム(EPDM、FKM、NBR、NR・BR、SBR)、シリコーン(HCR、LSR、RTV)、ラテックス(NBR、PU)、熱硬化樹脂(アクリル、エポキシ、メラミン、フェノール、ポリエステル、ポリウレタン、ビニルエステル)といった素材をはじめ、各種熱可塑性プラスチックや負極・正極に使われる材料を指します。
リチウムイオン電池材料に単層カーボンナノチューブを使用することにより、充電がより速くなり、高エネルギー密度と長いサイクル寿命が得られるとともに、安全性も強化され、電気自動車や次世代エレクトロニクス製品の大量生産が可能となります。
単層カーボンナノチューブが各種コーティング剤に導電性を付与し、さらに、接着性、耐摩耗性、衝撃強度といった主要物性も改善します。
エラストマーに単層カーボンナノチューブを添加することにより、導電性と弾性、耐久性のユニークな組み合わせを持つ、省エネルギー材料が生まれます。まさに、電動化とサステナビリティを促進しようとするグローバルトレンドに最適です。
単層カーボンナノチューブ含有熱可塑性プラスチックは、他の特性を失うことなく導電性を発揮します。さらに、単層カーボンナノチューブが核剤としての役割も果たすため、機械的強度に加えて、加工性も改善されます。